どうも。ノリハナ(@infnity_87_)です。
2015年はだいたい140冊くらいを買いました。読むのがあんまり追いついてなくて読了したのは多分100冊くらい。
年間それなりの冊数を読むので年末にリストを見返してみると、「あ〜、これ今年読んだんだ。」と一年の長さも感じます。
2014年は僕的良書(★5)を23冊も紹介してしまいましたが、2015年は良書の中で特に良かった10冊を紹介します。
ベスト5
まずは1〜5位までを紹介します。
どれもこれも出会えて良かった本。おすすめです。
1.『私とは何か「個人」から「分人」へ』/平野啓一郎
彩郎さんからの紹介本。
もう分けられない単位としての「個人(in-dividual)」とは別に「分人(dividual)」という単位を定義して、自分と他者のあり方を解説しています。
「分人」は他者との関係の中で出来上がります。あなたと接している僕はあなただけの「分人」です。
接する人それぞれと作り上げる数々の分人達が僕を構成し、個性をつくっているのです。
他の誰かと楽しく接することでひとつの「分人」が輝くなら「ちょっとくらい浮気をしてもいいんじゃね⁉︎」と錯覚させてくれる悪魔の書です。あぶい。
2.『プロ野球死亡遊戯』/中溝康隆
巨人ファンのライターによるプロ野球の楽しみ方(巨人メイン)が盛りだくさん。阪神ファンの僕でも存分に楽しめました。
著者の視点は何割打ったとか、何勝したそんな俗っぽい成績だけにフォーカスしてません。
選手のエラーひとつとってもただ野次るだけじゃなくて、その選手が調子を崩して試合に出れないと、「そのエラーが見られないのが寂しい」とか、とにかく巨人愛、選手愛、プロ野球愛に溢れています。
この視点は深いなぁ。こんな視点でプロ野球を見れば楽しいだろうなぁ。羨ましいなぁ。
最近はテレビ中継もほとんどないし、球場にもめっきり行ってないからプロ野球熱は以前よりは冷めましたが、今年は球場に足を運ぼう。
▶︎[n❁h]生産性のない娯楽オンリーの読書が楽しくて楽しくてしょうがない話。 #七ブ侍 #木曜日 *60 | ラフハックス
3.『10秒朝そうじの習慣』/今村暁
僕、昨年から掃除を習慣化しました。その名も「10秒掃除」。
窓を開けて部屋の換気するだけ。「ここ」と決めた場所を10秒掃除するだけ。これだけで「毎日掃除してます!」と言い切れます。
でも毎日やってるから、何もしれないよりも確実に掃除に意識と時間を使えてます。
4.『ふくわらい』/西加奈子
ビジネス書ばっかり読んでて、「もうなんかあんまり学びがないなぁ」と思い出したタイミングで『アメトーーク』の小説特集がきっかけで読み始めました。
そこで紹介されていた『ふくわらい』。うまく説明できないですけど、その世界にズブズブ没入できました。
エッセイの『この話、続けてもいいですか?』もめちゃおもろい。ニヤニヤしながら本を読めるなんて幸せ。
その後も結局9冊くらい買ってしまって、まだほとんど読んでないので楽しみです。
小説は読み飛ばしできないので、ビジネス書より読むのに時間が掛かるけど、息抜きにちょうどいいので今年もそれなりに読みたいです。
5.『走ることについて語るときに僕の語ること』/村上春樹
作家といえば「村上春樹」なんでしょ?
僕も走るひとなので、これは読むしかないと思って読みました。
ひと言でいうと真面目。ストイック。
走ることは一生続けたいので、モチベーションが下がったらこの本を読んで初心に帰ろう。
6〜10位
お次は6〜10位です。6位以下はあんまり順位は関係ないかも。
6.『世界を変えた10冊の本』/池上彰
10冊には各宗教の教典が多く含まれてます。どれもこれも読んだことがなかった。人生損してた。
結局、政治もお金も権力も戦争も根底には宗教が絡んでて、それが全てを決定づけてるんだよなぁ。
きちんと背景を押さえておくと、いい意味で諦めがつきます。
7.『読書で賢く生きる。』/中川 淳一郎、漆原 直行、山本 一郎
ビジネス書偏重にとどめを刺した本。
ビジネス書なんて源流は「7つの習慣」とか「思考は現実化する」とかで、今出てる本なんて切り口と文脈と解釈が少しずつ違うだけでほとんどエッセンスは一緒だもんな。
最近はコテコテのは買わない。たまにするのが良書の再読。もう、これで充分。
8.『一生お金に困らない生き方』/心屋仁之助
『「好きなこと」だけして生きていく。』『がんばっても報われない本当の理由』と合わせて読むといい。
全編通して出てくるのが「存在給」と「お金」の話。
学びを得てからお金の使い方、人との接し方の調子がいい。
がんばって上手くいく人はいいんだけど、僕はどうやら違うらしいので、これからの人生を考える上でもとても助かった。
がんばらないというよりはがんばっても上手くいかない理由とかメカニズムとかがわかった上で、「失敗してもいい」と思ってがんばるのがいいかもしれない。
9.『超メモ術』/倉下忠憲(監修)
僕といえばメモとアイデア。
この本には有名どころのアイデア、メモ術がほとんど網羅されています。
まぁ所詮、アイデア術は使ってなんぼです。どんどん使って極めよう。
出版と同じタイミングで開催したcotolaでも倉下さんに来てもらったりしたのもあって結構盛り上がりました。
▶︎[n❁h]第4回cotola「アイデア術」@奈良を終えて。参加者レポートもいただいて〼。 | ラフハックス
10.『手帳で楽しむスケッチイラスト』/MdN編集部
旅先で購入した本。
ここで出会った作家さんのたかさんの模写絵のおかげで改めて絵を描く楽しみを感じました。
最近、サボりがちなのでまた描こう。
▶︎[n❁h]継続はやっぱり力なり。ラクガキを3ヶ月描いてたら、だんだん上手くなってきた。 | ラフハックス
まとめ
なんといっても今年は小説元年。
西加奈子さんとか三浦しをんさんとか、僕は女性の作家さんの文体が好みかもしれない。
完全に娯楽なのでスイッチをオフにして読めます。かといって学びがないわけではなく、むしろ結構多いです。
あと、雑誌も楽しい。「ランニング」「ファッション」「小説や映画」「ガジェット」「革小物」「手帳や文具」「アウトドア」「ビジネス」たまに「女性誌」。なんでもござれ。
もちろん、ビジネス書も少しは読みますよ。
特に人から紹介された本にアタリが多かったのでそういうのだけでもいいかな。
2016年もモリモリ本を楽しみます。
本を読むことは一生続けたいこと。だって楽しいから。
あまり本を読まないというあなたも今年始める趣味におひとついかがですか?
それでは今日はこの辺で。
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