どうも。ノリハナ(@infnity_87_)です。
2017年もたくさんの良い本に出会えました。
2008年から始まった読書習慣もちょうど10年。10年続いた趣味はないかも知れません。なんか嬉しいし、ちょっと誇らしい。
ということは禁煙も10年になりますね。タバコ代は本代に変わり、健康と健やかな空気を身にまとっています。
累計で1500冊くらいを読破したわけで、多分200万円以上を本に突っ込んだわけですが、後悔などあるわけもなく、病める時も健やかなる時も自分を支えてくれた本への感謝しかありません。
ありがとう!そしてこれからもよろしく!
とまぁ前置きはこれくらいにして、早速2017年109冊の中から選ぶベストナインと簡単な感想をご紹介します。
9.『本屋、はじめました』/辻山良雄
元リブロ書店員の辻山良雄さんが【東京/荻窪】に「Title」という本屋さんを開業するまで+αの奮闘記を数字も交えて詳らかに記した本。
「いつか、本屋もやってみたい……」なんて淡く妄想しているのでリアルな経営事情が垣間見えてとても参考になりました。
出版に際し、大阪のスタンダードブックストアで行われたイベントにも参加。その後、荻窪のお店にもお邪魔してきました。荻窪は4年住んでいた街。向こうにいる内に出会い(通い)たかった素敵なお店でした。
時代の流れもあり、どんどん無くなる街の本屋。荻窪を離れてからも馴染みの本屋がひとつ無くなっていた。思い出の場所はいつまでも変わらずに在ってほしい。「Title」もまた訪れたい場所のひとつ。いつまでも。
8.『明日は心でできている』/小山薫堂
くまモンなど、言わずと知れた名プロデューサー小山薫堂さんの生き方、考え方が詰まった本。
その一編一編に薫堂節が効いていてクスッとしたり、唸ったり、とても前向きになれて後読感が素晴らしい本。職場に置いておいて、息抜きに読んでます。
薫堂さんが大好きでもうこれなんて目次も見ずに買ったもんな 笑。
7.『LIFE SHIFT』/リンダ・グラットンほか
寿命がぐんぐん伸びていて(今生まれる子の平均寿命は107歳!)、だけど社会保障とかがぐんぐんしんどくなってきて、人並み以上に余裕のある暮らしをしたいなら、現役時代の貯蓄なり、勤労年数の延長なり、結構大変だぞ!というシミュレーションが書いてある。
現状、お金の不安もそれなりにあるし、元から早めのリタイアを決め込むつもりもないので、これからの働き方を予測した上で選択肢を持っておきたいな。と。
まだ2/3を読み終えたところ、前置きが終わったので、これから先を読むのが楽しみである。
6.『鬼速PDCA』/冨田和成
この本を読んで以降に解決すべき課題がなんか緩くなってしまったのであんまり実践できてないんだけど、困ったらここに立ち戻ればなんとかなるな。と思わせてくれる本。
過去に何冊かPDCA本も読んでいるけど、これは入門書ではなく実践書。ある程度(施行に対して)の知識と経験があれば、うまく使いこなせるはず。
「鬼」ほどの恐さはなく、割と「仏(手取り足取り)」。
5.『やりたいことは二度寝だけ』/津村記久子
会社員と小説家の二足の草鞋を履く津村さんのエッセイ本。
小難しいのだけじゃなく、たまには緩いのも。等しい読書の醍醐味。意外とはっとさせられることも多い。それはきっと生きていく上で知識とかよりも大切なこと。
で、ぼくはなんでこんなに女性作家に惹かれるのだろう。彼女らはだいたい芯があり、ズボラであり、逞しい。きっと憧れなんだろう。
4.『神さまとのおしゃべり』/さとうみつろう
同じ本でも、出会うタイミングによって得られる気づきは違う。今まで読んできた本があったから、経験してきたことがあったから、元々持ってるコンテキスト(文脈)があったからわかること。
そう考えると全ての経験、感情がムダじゃない。というかそれに出会うための準備なんだろう。
なーんてね。人生はそんな簡単じゃないけど、いや、簡単だ。とりあえず今年は三十日詣を始めよう。
3.『革命のファンファーレ』/西野亮廣
関西なので芸人にはよく会う。西野は生身もなんかいちびってて、15年以上嫌いだった。
本を読んだら180°見方が変わった。自分が何をやりたいか、ものすごく考えている。勝負している。
笑いは全く面白くないけど、生き様はかなり面白い。がんばれ!西野。俺もがんばる。
嫌いということはやはり好きなのかもしれない。
2.『好きなようにしてください』/楠木建
一橋大学の教授、楠木建が読者の人生の悩みにズバズバ(というかスパスパくらいのノリ)答えていく。
答えはただひとつ。「好きにしてください」。
ただ、そのフレーズの後に一つひとつの質問に対し、理路整然と解説してくれるので納得感はめちゃめちゃある。
今年、発見できた作家さんNO.1。ここからアレコレと読み漁る。スタンスは一見緩いようで芯は厳しい(太い)。それが軟弱者のぼくには心地よい。
難点はどの本もめちゃめちゃ分厚いこと。読了するのに骨が折れる!
1.『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』/Marie
バレットジャーナルという手法を使った手帳術本。
手帳の集まりに行ったりするので、耳にはしていた「バレットジャーナル」。初めは手帳の種類かと思ってました。
100円ノートを使ったりして、10年くらい同様の手法でメモやアイデアを書き留めてきたけど、どうもあと一歩が足りない。その一歩がバレットジャーナルによって埋まりました。
読んですぐ使い始めて、はや3ヶ月。ほぼ毎日継続できています。
[n❁h]箇条書きの力をあなどるなかれ。バレットジャーナルは長年探し求めたノート術の粋。
素晴らしい機能が幾つかあるのですが、個人的には「INDEX」が神。これによってページへのアクセスが良くなって、順番を気にせずガシガシ書けます。
全てのアイデアをできる限り拾い切るためのシステム構築がだいぶ進みました。続けるコツも体系化できたので、続編記事も近々書きます。
[n❁h]バレットジャーナルをさらに楽しむ3つの工夫。
追伸. ロイヒトトゥルムはまだ使ってません。そして今後使うこともなさそうです。あゝ、貧乏性。
まとめ
いかがでしたか?
どれもオススメできるものばかりなので、気になったものはぜひ書店で手にとってみてください。
2017年も良い本と出会い、読書を楽しむことができました。ただ、通勤時間の短縮で読む時間の総量が減ってきたので、少しテコ入れも必要です。
あと、街の本屋支援を目的とした「Amazon不買運動」も順調で「図書カードサイクル(4%お得!)」を編み出したりもしたんですが、配本や欠品等でAmazonの方が都合のいいもののあり、今年はちょこっとだけ復活させようかと。
それでは、2018年も皆さまと本とに良き出会いがありますように。
新年一発目の更新。久々にブログ書いたので、えら時間かかった 汗。
2018年は気合を入れ直してがんばる(楽しむ)所存なので、皆さま何卒よろしくお願いします。
それでは今日はこの辺で。
さぁ!みんなも。好きにやろうぜ!
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