奈良町ふうせんかずら『N-BOOKS』の365日。

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ふうせんかずら


どうも。ノリハナ(@infnity_87_)です。

ご縁をいただいて、昨年8月から営業しておりました奈良町ふうせんかずら『N-BOOKS』。7月をもって第1期ブックオーナーとしての1年間の活動が終了しました。

【関連記事】祝!夢の本屋に。奈良町ふうせんかずらに『N-BOOKS』がオープンしました!

この1年間、普通では味わえないたくさんの貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!めっちゃ楽しかった!

ふうせんかずらのオーナーである平田さん・すみれさん、第1期ブックオーナーの皆さま、来店いただいたり、本をお買い上げいただいたお客さま。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

また開始当初から友人たちにはいろいろご協力いただき、ひとりの力だけではきっとこのような景色をみることは叶わなかったはずです。

本棚に並べる本を寄贈してもらったり、東京からのべ6名も来店してくれたり、店内で開店イベントをYouTube配信したり、cotola(主宰のライフハック勉強会)として日記術のイベントに参加してもらったりと本当に『チームN-BOOKS』として、お店を盛り上げてもらいました。ありがとう!

ここで、当店はひとまず営業終了となりますが、8月からは第2期のブックオーナーたちがお店を盛り上げております。足を運んでいただけると嬉しいです。

それではいよいよ『N-BOOKS』の1年間の振り返りを。

旅立った本は約160冊

当店で取り扱ったのはビジネス書。

転職を期に始めた読書。それまでは本を読む習慣はくらしから程遠いところにありましたが、10年でたくさんの本を読みました。

本屋にはビジネス書が溢れかえっていますが、その中から一冊を選ぶのはひと苦労。であれば、当店で気軽に手にとれる一冊を。と、実際に1500冊の本を読み重ねてきた経験を活かして選書しました。

1年間を通して、当店からお客さまの元へ旅立った本の冊数は約160冊。一番多い月は29冊と、毎日1冊お買い上げいただいたことになります。すごい!

それでは当店の人気本をご紹介。お買い上げ冊数ベスト5はこちらです。

『人生を変える!「心のブレーキ」の外し方/石井裕之

心のブレーキの外し方

ぼくの人生を大きく変えた本です。この本のおかげでチャレンジすることが怖くなくなりました。そのほとんどは些細なものですが、それを繰り返すことで雪だるま式に大きくなることもあります。

この本と出会っていなければきっと本屋をやることなんて経験できなかったでしょう。

『バカでも年収1000万円』/伊藤喜之

バカでも年収1000万円

この本を読んでから10年近く、毎週木曜日が特別な日になりました。

「木曜日なので、いつもと違う選択をする」。いつも勇気と後押しをくれるマイルールです。

あとあと調べてみると、僕は木曜生まれでした。木曜がもっと好きになりました。

『7日間で突然頭がよくなる本』/小川仁志

7日間で突然頭がよくなる

バカになった後はかしこになりましょう 笑。

古の哲学者が生み出した様々な思考術。ひとつの事柄をそれらを使って多面的に表現してみると……。

とても楽しい頭の体操。少し賢くなれた気がします。

教えられる学びから、自ら考える学びを身に付けたい方へ。

『人生がときめく片づけの魔法』/近藤麻理恵

人生がときめく片づけの魔法

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人生で初めて買い直した本です(無くしてしまったので)。

掃除や片づけに必要なものは「捨てる基準」だと思いますが、「ときめき」を基準にしたのは目から鱗。さすが、世界のこんまりちゃん。

『小さな習慣』/スティーヴン・ガイズ

小さな習慣

習慣化に10年以上取り組んできたぼくがNO.1に据える本。

そこそこ成果を出してきた(禁煙10年・読書1500冊・ダイエット14kg減・フルマラソン8回完走・日記5年以上・早寝早起きなど)けど、それでもまだ失敗することがあって、それを埋める方法を考え考えてようやく見つけたら、本に書いてあった 笑。

この本は実は赤字商品なんだけど、それでも時々仕入れたくなる当店の目玉商品でもあります。見つけたら即買うべし。

なんとも自分らしい5冊になりました。

まぁ、推しだから仕入れるんですけど、それでも売れなければ入れられないので、自信を持って売り出すコたちです。

人気のジャンル

ここからはカテゴリー分析ですが、人気のジャンルは「アイデア・ノート術」「禅・マインドフルネス」「習慣」「くらし方・生き方」でした。

逆に不人気は「レバレッジシリーズ」と「ハックシリーズ」。ぼくはこのシリーズにかなり助けてもらったので結構意外でした。今となっては少し古いのかもな。でも「古くても使える」ことが良書には書いてある。

店頭に立っていないので推測でしかないのですが、奈良の方は勉強熱心ですし、禅やマインドフルネスの本が人気なのは、少し年配の方が学び直しや人生の集大成の学びとして当店の本を手にとってくださるのかもしれませんね。

実際にやってみてわかったこと

本屋さんへの憧れは以前から確かにあって、実際に本屋をやってみてわかったことは「本を売るだけじゃなく、その後も関わりたい」です。

本を買っていただいて、確かに嬉しいけれど、それだけじゃ物足りない。本当はもう少しその後にも触れ合いたい。

本を読んだ感想とか、読んでみてやってみたからこそ出てきた悩みとか、そういうものに一緒に向き合えたらなぁと。

途中から訪問帳を置いたのもそのためでした。

SNSとか、ご意見箱とか、考えればもっとお客さまとつながれる方法がある(もちろんそれを望む方に)と思うので、ひとつひとつ試してみたいです。

まとめ

苦労も少しあったけど、とにかく目新しくて、楽しい一年でした。

オープン後しばらくはメディア露出も多く、秋の観光シーズンも重なって好調でしたが、冬の到来とともに客足も減り。

冬の奈良は極寒ですからね。奈良で育ったこともあり、個人的にこの季節がとても好きなのですが、この時期にお店をどう盛り上げていくかが今後の課題かなと。

8月から第2期ブックオーナーとともに始動したふうせんかずら2.0。個人的には通いたくなる店が幾つかあって超楽しみなので、ぜひお店で会いましょう。

そして、本屋として初めてお買い上げいただいた本『人生はワンチャンス』。君のことはずっと忘れないぞ。

それでは皆さま、また会う日まで!

……うん?お店に『N-BOOKS』の残り香がまだ確かに感じられて……。

それでは今日はこの辺で。

さぁ!みんなも。好きにやろうぜ!

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