どうも。ノリハナ(@infnity_87_)です。
2018年8月10日(金)7時。
奈良町にふうせんかずらという名の「無人でキャッシュレスなセレクトブックショップ」がオープンしました。
ここ、ふうせんかずらでは8人のブックオーナーが棚を構え、それぞれが偏愛するジャンル(例えば、小説、絵本、奈良本、洋書など)から選書した本を購入することができます。
ふうせんかずらについて
ブックメンバーになると、後日個別IDが発行されます。このIDナンバーをドアに付属されたキーに入力し、ロック解除後、入店。店内の様子は複数のカメラで録画されています。
7時〜23時までの営業時間内は自由に出入りができ、ゆっくりと本を選ぶことができます。
▲左:魔除けである身代わり申。右:足拭きマットがお気に入り。
▲イスもありますので、心ゆくまでゆっくりと本を選べます。
『N-BOOKS』について
そして、なんとぼくも『N-BOOKS』の店主として、ひと棚を預かっています。
『N-BOOKS』の「N」には3つの意味があります。
- 「NORY」のN
- 「NARA」のN
- 「任意の数字 n」のN
特に3つ目の「n」が気に入っていて、「いつでも、誰でも、どんな本」でも受け入れられる自由なお店(棚)でありたいです。
その他、「N」の右の縦棒は、本を読んだ後に得られる気づき、「!」を表していたり、ノリハナに縁の深い「8」と「7」の数字が隠れていたりします。
『N-BOOKS』のテーマ
『N-BOOKS』で取り扱うのは主にビジネス書です。
10年前転職を機に読み始めたビジネス書。それまでほとんど本を読むことはなかったぼくですが、仕入れた知恵がすぐに仕事に活用できるライフハックを中心にたくさんのノウハウや成功哲学をこれでもかというほどにインプットしまくりました。
その数、これまでに1500冊。
1000冊あたりから、これまでに蓄えた知識と経験が有機的につながり出し、アイデアに奥行きが出てきました。
ちょうどこの頃から誰かの成功を主軸に語られる「THE自己啓発書」から生き方や考え方、人生の楽しみ方をテーマとした本や小説・エッセイを読むようになりました。
小説家では女性作家の文体が読みやすく。特に西加奈子さんや三浦しをんさんがイチ押し。
正直、いろんな成功哲学を詰め込んだせいで、疲れたり、辛い思いもしたけれど、それ以上に喜びや楽しみ、興奮があり、本を読んでなかったら得られなかったであろう経験やステキな方々との出会いもたくさんありました。
なので、また生まれ変わっても、きっと本を読む人生を選ぶでしょう。
▲ゼロ地点。ここからがぼくの本屋のスタートです。
▲オープン前までに準備した棚。
▲初めて本が売れた感動はなんともいえませんでした。至福。
▲さらに拡充。ここからじっくりと工夫を加えていきたいと思います。
ふうせんかずらでやりたいこと
ふうせんかずらはまだ始まったばかりの幼い「場」。オーナーみんなで力を合わせて、耕して、育てていきたいと思っています。
本を並べるだけではなく、イベントスペースを使って、例えば、店を訪れてくれた方にライブでブックコンシェルジュをしたり、読書によって得た「習慣化」や「アイデア術」などの知識をシェアする勉強会(ライフハック系勉強会『cotola』を主宰しています)をしてみたり、これまで培ってきた経験を活かせることがたくさんありそうです。
この10年、とにかく本に育ててもらったので、本と本屋に恩返ししたいのです!
ご支援ありがとうございました!
今回、本屋さんを始めるにあたり、運営元のふうせんかずらさんからいただいた準備金とは別に友達クラウドファンディングサービス『polca』を使って、運営費の支援を募りました。
まぁ、「自分でがんばれよ」っで話ですが、ひとりでやりきるより、他の誰かに応援してもらいながらやりたかったし、資金があることで色んなアイデアが実行できるならと、この方法をとりました。
報告会やブックコンシェルジュなど、リターンありの支援の他、リターンなしの純粋な支援も多く、本当に多大なるご支援をいただきました。
結果、目標金額(50,000円)を見事達成!
かなり高めの目標設定だったので、まさか達成できるなんて、めっちゃびっくり!めっちゃ感動!
その多くは、ぼくが所属するオンラインコミュニティ『ライフエンジン』の仲間たちの支援であり、立ち上げ当初から胸熱な毎日を過ごさせてもらいました。
しゃーーーーす!
応援してもらえるから、がんばれるというのは本当にあることで、本屋をやらせてもらうことが決まってから精力的に動けたのも、彼らの支援があったからこそ。本当に感謝しています。
まとめ
皆さんのご支援のおかげもあり、無事にスタートを切ることができました。
そして、開店からの1週間で5冊の本が旅立ってゆきました。
感激。至福。
少なくとも1年間は運営できるので、皆さんとお会いするチャンスもたっぷりあります。
「ノリさんがいる時に行こうかな」と考えている方はぜひ、事前にお声がけください。できる限り調整して、お出迎えしたいと思います。
ぼくも奈良に通うぞ〜!
さぁ!みんなも。好きにやろうぜ!
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